間瀬 佳孝
Tomarun interview!これからの未来もアップデート
●就農からみなみレッド加入まで
地元の愛知県立福江高校で弓道部での活躍、車好きなこともあって刈谷市のトヨタ関連の会社で5年間務めた後、大玉トマトとメロン栽培する実家の農家に25歳に戻り、就農したよしたかくん。昔から続く「勘」や「経験」の農業に頼ることに疑問を感じ、先代からの教えではなく、大玉トマトに対しても栽培講習会に参加するなどして独自の栽培技術を磨いていました。年間最高の収量をしたことで単価に対する収量のバランスの天井を感じ、40代前半にアイコ栽培に切り替えてみなみレッドに参加します。
●アクセルでの学び
大玉トマトからの切替の時期、日夜、高品位のミニトマト生産のためのノウハウなどの情報を交換し合う地元を中心としたミニトマト農家で構成された「Accel(アクセル)」という組織に参加したことで多くの学びがあったという。「みなみレッドにも、アクセルに参加していたメンバーも多く、志の高いメンバーがいることで情報交換ができている」。「やる気のある若いメンバーにはどんどん伝えたい」と笑顔のよしたかくん。
●普段のよしたかくん
奥さまと少し離れて暮らす2人のお子さまという家族構成。今は時間もなく忙しい毎日。時間に余裕ができたら昔、夢中になったオートバイのツーリング、趣味の釣りやゴルフを楽しみたいそうです。
●バランスが整えば仕事も楽しい
奥さまが家と離れて暮らすお子さまとの往復、よしたかくん自身もお子さまの学校の保護者会の役員を務めていることもあり、仕事との両立でなかなか時間がとれない毎日。それでも「保護者会で出会う様々な職業の方々にたくさんの刺激をもらえることでよい影響をもらっている。出会う人達から受ける刺激から改善を繰り返して自身をアップデートできている、これからもモチベーションを上げていきたい。」「大玉トマトと比較するとアイコ栽培には人手が必要、収益性を含めて、学んできたことを活かして、今のハウス(環境)でできる仕組みを落とし込んでいきたい。いろいろなバランスが整えられれば仕事も楽しくなる。大儲けを期待するのではなく、農業・1次産業の付加価値やレベルを引き上げ、生き残れる農家にならなければいけない。」とよしたかくん。真剣な眼差しの向こうにあるつかむべき未来へのしっかりとした的(まと)が見えているようでした。