石井 忠秀
Tomarun interview!マイペースを守り堅実に
栽培品目
石井 忠秀
田原支部・生産管理部
●就農から現在まで
赤羽根出身のただひでさんは愛知県立福江高等学校を卒業後、名古屋の電気系の専門学校から電気の仕事につきました。27歳の時に結婚をきっかけに奥様の実家へ婿入り、実は成り行きでそのまま就農しました。実家ではエンドウやメロンを中心に栽培を行っていました。台風でハウスが倒壊など、建て替えるタイミングでトマト栽培をはじめ、15年ほど前からみなみレッドとしてアイコを本格的に始めました。
●ただひでさんの現在
「息子には息子の考えがある、違う考え方で生きていって欲しい」と現在は息子さんを中心に栽培が行われ、身内を中心に仕事を回し、ただひでさんは手入れなどのお手伝いが中心。昔は釣りを楽しんでいたこともあったが、現在は仕事をしていることが基本になっている。「でもたまには休みたい。」と本音がポロリ。
●この先をしっかり見据えて
「10年経てばどうなるかわからない。」続けて「これからの時代は本当に大変になる。田原での人口が減ると予想されている。結婚、出生率が減少すればその分、当然、就農する人も減ることになる。となれば、今後、維持できるかを今のうちに真剣に考えないといけない時。部会全体を見通してデータ分析を含めて今のうちにできる準備と戦略が必要」と真剣な表情のただひでさん。未来を見据え、次世代のみなみレッドを支えています。