JA愛知みなみ「みなみレッド」とまらん♪

順調にアイコの栽培面積を増やし、みなみレッドの主力品目として確立していきました。その一方、全国の他産地でもアイコを栽培する大きな流れが生まれていきます。市場へのアイコの出荷量が増えたことでアイコが飽和し始め、ミニトマトも各種さまざまな品種も追加されていきました。アイコもミニトマトの一種として扱われることもあり、ミニトマトという市場に引っ張られ始めることになります。ミニトマト市場はもともと大きく、アイコとしての顔を無くしてしまうほどの激流に巻き込まれ始めてしまいます。

アイコとして市場を開拓してきたみなみレッドです、この流れから外れるために部会名のみなみレッドとは別に生産品目「アイコ」「シンディ」として顔（ブランド名）を持つべきではないかという考え方が部会内で生まれるようになっていきます。それは作れば売れるという意識だけではこの先の未来は明るくはないということの気付きでもあり、JA愛知みなみに任せていたPR活動の一部を生産者が担うこと、顔を持つことで生まれる新たな責任を背負うことの覚悟でもありました。